TopArchivesDance New Air 2020プレ公演 サイトスペシフィックシリーズVol.3 「no room」

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木村和平による記録写真はこちらのURLで公開しています。
http://www.kazuhei-k.com/

 
 

Dance New Air 2020プレ公演 サイトスペシフィックシリーズVol.3
「no room」

公演日時
2019年
11月2日(土)16:00/19:00
3日(日)16:00/19:00
4日(月・祝)13:00/16:00
会 場
慶應義塾大学三田キャンパス 旧ノグチ・ルーム
二重の国を持ち、二重の育てられ方をした私にとって安住の場所はどこだったのか。 私の愛情はどこへ向ければよいのか。
私の身元はどこなのか。
日本かアメリカの一方なのか、両方なのか。 それとも世界に私は属しているのだろうか。
(イサム・ノグチ)

 

自身の生い立ちに起因する不確かな帰属意識に苦しみ、その救いを創作に求め続けた彫刻家、イサム・ノグチ。彼が建築家の谷口吉郎と共に手 がけた本会場「旧ノグチ・ルーム」は、1951年に建築と彫刻の融合を最優先の条件として建設され、作家はこれを「造形交響曲」と形容した。しかし 完成後は彼らの意図しない移設や改修などの管理問題に翻弄されることとなり、建造物でありながら浮遊するように歴史を紡ぎ現在の姿に至っ た。対してノグチ本人もまた、生涯を通じて旅を続ける根無し草のような男であったという。 孤高の芸術家が嘆いた「居場所のなさ」は、彼が世界中に遺したその造形に宿り、今日を生きる我々の「身元」を静かに問う。

 

 
 

 
 
空間/時間における即物的身体の在り方を探求する気鋭アーティスト、ハラサオリ。ダンス・音楽・美術・ファッション・写真の視点から旧ノグチ・ルームの特徴的な背景にアクセスし、現在を生きる身体との立体的な関係を構築する。
2年に一度、東京・青山エリアを中心に開催している国際ダンスフェスティバル「Dance New Air」のサイトスペシフィックシリーズ第3弾。
 
 

構成 / Concept:ハラサオリ、BLESS
演出 / Situation Design:ハラサオリ、BLESS、角銅真実
舞台装置 / Situation Handler:ハラサオリ、小暮香帆、大井一彌、木村和平、BLESS
記録写真 / Photo Archive:木村和平

舞台監督:川上大二郎
照明:岡野昌代(PICOLER)
音響:中原楽(Luftzug)

宣伝美術:太田博久(golzopocci)
 
 

ハラサオリ Saori HALA
ダンサー・振付家、美術家(ベルリン在住)2012年よりベルリンを拠点に作家活動を開始。以来、「アフォーダンス」をテーマとして、サイトスペシフィックな空間における即物的な身体のあり方を探求している。国内においては、これまでに小金沢健人、山川冬樹、大谷能生などの美術家や音楽家と共演。近年ではダンサーであった実父との生別・死別を扱ったセルフドキュメントパフォーマンス作品『DaDadDada(ダダッドダダ)』を日本とドイツの2カ国で発表。東京藝術大学美術研究科デザイン専攻修了、ベルリン芸術大学舞踊科ソロパフォーマンス専攻修了。2017年度ポーラ美術振興財団在外研修員。
https://www.halasaori.com

 

BLESS ブレス
ベルリン拠点のイネス・カーグとパリ拠点のデジレー・ハイスにより1997年に結成。2人の作品はデザインや応用美術におけるどんな定義にも収まらない。ファッション、アート、デザイン、建築から生まれるものを分割・結合するという初期コンセプトに忠実であり、コラボレーションワークや、身近な友人・BLESSを訪れる様々な人との対話を通した独自の制作プロセスをとっている。彼女たちは非現実的なイメージを希求する一方で、日常生活におけるシンプルさや快適さといったごく個人的な必要性を創作の原点に置いている。そうして生まれたプロダクトは高機能的なフォームから、抽象性を縁取るようなコンセプチュアルな提案まで非常に幅が広く、流通システムもまた独創的である。http://bless-service.de

 

小暮香帆 Kaho KOGURE
1989年生まれ。6歳より踊り始める。これまで笠井叡はじめ多数振付家作品に出演、2012年よりソロ活動を開始。国内外合わせて7カ国21都市で踊る。主な作品としてソロ「ミモザ」(2015)、音楽家藤田陽介との共作「フロー」などがあり、「ミモザ」(2015)は初演以降、国内や海外のフェスティバルで再演し続けている。また舞台のみならず様々なミュージシャン、アーティストとのセッション、映画、CM、MV出演など活動は多岐にわたる。2012年日本女子体育大学舞踊学専攻卒。第6回エルスール財団新人賞、横浜ダンスコレクションR2015コンペティションⅠ奨励賞、第2回セッションベスト賞受賞。めぐりめぐるものを大切にして踊っている。http://kogurekaho.com

 

大井一彌 Kazuya Oi
ドラマー/ビートメイカー
1992年6月12日生まれ。神奈川県出身。2015年にDATS、yahyelに加入。ドラムサポート、楽曲提供等、ジャンル、カテゴリーを越えて幅広く活動する。

 

木村和平 Kazuhei KIMURA
写真家。1993年、福島県いわき市生まれ。東京都在住。第19回写真1_WALL 審査員奨励賞受賞。2012年より写真を撮り始め、以来作品制作とクライアントワークを並行する形で活動している。幼少期の記憶と新しい体験を行き来するように制作を続け、これまでに4冊の写真集を発表。最新作は2019年の『灯台』。
http://www.kazuhei-k.com

 

角銅真実 Manami KAKUDO
長崎県生まれ、音楽家・打楽器奏者。
自身の声、マリンバをはじめとする色々な打楽器、言葉、身の回りの気になるあらゆるものを用いて、音楽といたずらを紡いでいる。 バンドceroにてコーラスとパーカッションを担当、ORIGINAL LOVEのアルバムにパーカッションで参加、ダンス作品や映像作品・各種CMへの楽曲提供・音楽制作など、ソロでの演奏にとどまらない作家としての自由な表現活動を国内外で展開している。https://manamikakudo.wordpress.com

 

チケット(2019年9月18日発売) 一般:4,000円
U24/O65/港区在住・在学・在勤:3,500円
※U24/O65(24歳以下、65歳以上)および、港区割引は公演当日受付にて、学生証、健康保険証、社員証など、年齢や居住地等が確認できるものを提示いただきます。
※障害者割引:ご本人と付添の方1名は、一般価格より10%OFFです。ticket@dancenewair.tokyoへお申し込みください。
※インターネットでご購入ができない環境の方は、ticket@dancenewair.tokyoもしくはDance New Air実行委員会(080-3340-5670 平日11:00〜18:00)へお問い合わせください。


※公演当日はPeatixアプリを開きチケット画面を表示する、もしくは印刷したチケットをご提示ください。
 
 
【お問合せ】
Dance New Air
info@dancenewair.tokyo
080-3340-5670(平日11:00 – 18:00)

主催:Dance New Air 実行委員会、一般社団法人ダンス・ニッポン・アソシエイツ
共催:港区(令和元年度港区文化プログラム連携事業)、慶應義塾大学アート・センター
助成:公益財団法人アサヒグループ文化芸術財団、一般財団法人セガサミー文化芸術財団
協力:株式会社ディプトリクス、SHIBAURA HOUSE
フェスティバル/トーキョー19連携プログラム
  
 

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