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Program

ダンスショウケース

現在、大注目の橋本ロマンスがキュレーションし、新たな時代を牽引していく20代の若き振付家・ダンサーたちを4組紹介する。キュレーションテーマは「未来への意思表明」。
未来のダンスシーンを彼らの身体を通して体感できる注目のショウケース。
公演日時
10/30 Sat 15:00/18:30
ロビー開場は開演の30分前、客席開場は開演の15分前
上演時間:約120分(休憩有り)

会 場
スパイラルホール
※年齢制限なし。(幼児で膝の上で鑑賞する場合は保護者の大人1名分の料金でご覧いただけます)
「未来への意思表明」
2021年。夏にオリンピックが開催され、この秋には衆院選があります。
そんな東京で、次世代と呼ばれる私たちの意思はどこへ向かっているのか。
今回はそれを表明する場として、この機会を是非使っていただきたいアーティストに集まっていただきました。
それぞれの表現スタイルの純度がとても高く、その姿は太陽(テーマ)の周りを自転しつつ公転し、時にすれ違う惑星たちのようです。
スパイラルホールに現れるそんな小宇宙が、一体ダンスとは何だろう?社会の中の表現とは何だろう?ということを、舞台と客席の垣根を超えて、都市の中の一つの共同体として考えることが出来る空間になることを願っています。

橋本ロマンス

キュレーター:橋本ロマンス
出演:アオイツキ、やまみちやえ×安部萌、清水舞手(SHIMIZU MASH)、橋本ロマンス
プログラム

アオイツキ
『なにもの。』

10年前、あの場所で、
私の言葉をみんなが笑った。
だから私は睨みつけた。大人を、子供を。
そして、時代を。

誰かが言った。
あのコが嫌いだ。
何故なら、反抗的な目をしているから。

誰かが言った。
あのコが嫌いだ。
何故なら、生まれてきた運命を、言葉で支配してしまうから。

裏があれば表があり、右があれば左がある。
混沌とする現代、暗黙の了解の中で生きる二人の物語。
 
演出・振付・出演:アオイヤマダ・高村月(アオイツキ)

やまみちやえ×安部萌
『大蛇-義太夫とコンテンポラリーダンスによる-』


嫉妬のあまり大蛇に変じ、愛する男を自らの炎で焼き尽くした女性を描いた「道成寺伝説」を、『古今和歌集』や能『鐘巻』、近松門左衛門『用明天皇職人鑑』などの古典作品とコラージュし、清姫という少女にまつわる物語として再構成した作品。古来より語り継がれ、その度に生まれ変わってきた「蛇と女性」の物語を、義太夫節の新曲と邦楽囃子、コンテンポラリーダンスによって現代に紡ぐ。
 
振付・出演:安部萌
構成・詞章・作曲・演出:やまみちやえ
演奏:山道太郎(浄瑠璃)、やまみちやえ(太棹三味線)、藤舎呂近(囃子)、迎田優香(笛)
作調:藤舎呂近(囃子)、望月輝美輔(笛)
衣裳:佐藤光佑悟

清水舞手(SHIMIZU MASH)
『PARANOIA~パラノイア~』

ある妄想を終始持ち続ける精神病。
別名”偏執病””妄想症”と呼ばれる。

逃避によって生まれた幻想。
恐怖、狂気、絶望、そして愛。

私はこの先も幻想世界で泳ぎ続ける人でなし。

私の幻想はあなたの孤独の為にあり続ける。
 
演出・振付・出演:清水舞手(SHIMIZUMASH)

橋本ロマンス
『Pan』

Pan(パン)という言葉は、ギリシャ語で「すべて」を意味する。
丘の斜面に立った古代アテネでの円形劇場では、観客は舞台の背後に自分たちの生活する都市を同時に見下ろすことが出来たという。
2021年。東京。若者という、ある生き物。その二つが生成する焦燥感。不安。孤独。
自分たちの「すべて」を握りしめ、ポケットにねじこみ、その生き物は今日もうろついている。
責任の所在。今日も現実を正しくうつすフィルターを検索すれどヒットはしない。
これは私たちがスパイラルから古代アテネの観客と同じように舞台の背後に、もしくは眼下に、
この都市を発見することが出来るかという一つの試みである。
 
演出・振付・照明デザイン:橋本ロマンス
出演:YO、HIBARI、MINOR、NOHARA、一絵(以上 PUMP management Tokyo)
    甲斐ひろな、田中真夏、山田茉琳
アシスタント:山田茉琳
衣装サポート:里見柚香
音源編集:家富大地
助成:EU・ジャパンフェスト日本委員会
レジデンス協力:DaBY (Dance Base Yokohama)
協力:PUMP management Tokyo

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