1995年生まれ。高知県出身。幼い頃より歌舞伎や文楽に親しみ、6歳より義太夫三味線を竹本弥乃太夫師に、10歳より邦楽囃子を田中佐幸、望月庸子両師に師事。東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て、同大学同学部音楽環境創造科卒業。 2018年より木ノ下歌舞伎に所属。公益財団法人クマ財団第3期クリエイター奨学生。
日本の古典作品を主題とした、義太夫節と邦楽囃子、コンテンポラリーダンスによるパフォーマンス作品の創作・上演を行う。浄瑠璃作者・近松門左衛門の作劇法「やつし」の研究から展開した、独自の手法「古典コラージュ」による創作が特徴。作品の上演を通して、古典が内包している同時代性を蘇らせ、遠い存在だと思われがちな古典を身近な物語として再発見する機会を提供している。代表作に『ほくさいゑとき-義太夫とコンテンポラリーダンスによる-』、『酒呑童子-義太夫とコンテンポラリーダンスによる-』がある。
外部作品への楽曲提供やアーティストとの共同制作も積極的に行う他、現代演劇公演の文芸協力や歌舞伎演目にまつわるコラム執筆、講座助手、邦楽体験ワークショップ講師を務める等、幅広く古典の普及活動に携わる。