Dance New Air – ダンスの明日
2014年秋、東京・青山を舞台に2002年から開催してきた「ダンストリエンナーレトーキョー」を引き継ぎ、新たなダンスフェスティバル「Dance New Air – ダンスの明日」が誕生します。
青山円形劇場とスパイラルホールでは、協働クリエーションにフォーカスをあてた8作品を上演。また、24日間の会期中には、こどもの城ピロティでの屋外パフォーマンス、シアター・イメージフォーラムでのダンスフィルム、青山ブックセンター本店でのブックフェア、ダンスワークショップ、アーティスト・イン・レジデンスとワーク・イン・プログレスなど、ダンスに関する多彩なプログラムを開催します。
言葉が生まれる以前から営まれてきたダンスは、身体表現の可能性を追い求めるアートとして地球規模で拡張しています。
世界各地の異なる環境で多様な現実と向き合うアーティスト達が、自在に繋がって問題意識やアイデアを交換し、そして、顔と顔を突き合わせて対話を重ね、創造性を拠り所としたダンスを生み出しています。
国や領域など境界を越え、存在を懸けて新たな地平を切り拓こうとする協働クリエーションに焦点をあてる1回目の「Dance New Air」。
ダンスの今、そして未来を、アートと日常がとけあう街・青山で体感してください。
見どころ
青山円形劇場、スパイラルホールで上演する8作品の内、3作品が世界初演。
現代美術家 ニコラ・ビュフ(本年4月から6月に原美術館にて個展開催)、演出家 小野寺修二と俳優 片桐はいりが、アート、ダンス、演劇という3つの芸術領域をクロスオーバーした作品を創作。
子どもを持つ親でもある振付家のエスター・バルフェ(イギリス)、チョン・ヨンドゥ(韓国)、北村成美が「家族・子ども」をテーマにしたソロ作品を創作。作品の上演時に毎回プレトークを行います。
山下残「そこに書いてある」は2002年の初演以来、世界各地で継続して上演されている注目の作品。
ナセラ・ベラザ(フランス/アルジェリア)の作品は、来日前のモンペリエ・ダンス、リヨン・ダンス・ビエンナーレで発表する最新作です。
北村明子とユディ・アフマッド・ダジュディン(インドネシア)を中心に、音楽・映像・ダンスの各領域において第一線で活躍するインドネシアと日本のアーティストが、2010年から行う長期的な協働プロジェクト「To Belong」シリーズ最新作の世界初演。
フランソワ・シェニョー(フランス)とセシリア・ベンゴレア(フランス/アルゼンチン)が、2人のDJと共に多様なクラブダンスのアレンジを試みる、世界のダンスファンが愛する話題作が登場。
海外を拠点に活躍する伊藤郁女(在ベルギー)、大植真太郎(在スウェーデン)が帰国公演を果たします。
日本と海外アーティストによるコラボレーションプロジェクトの創作過程を発表します。ルーマニア – 日本<イースタン・コネクション・プロジェクト> 2013年夏からスタート。クロアチア – 日本<ドミノ・プロジェクト>2013年2月からスタート。
カナダ・ケベック州におけるコンテンポラリーダンスのパイオニア ポール=アンドレ・フォルティエが8年ぶりに再来日。15日間、毎夜、青山の街で振付作品『15 × AT NIGHT』を上演。
NYタイムズ紙などで知られるダンス評論家・詩人のクローディア・ラ・ロコのワークショップは、批評の本質を再認識しながら、身体を通して言葉を、また言葉を通して身体の意味を考える非常に貴重な内容です。
「ダンストリエンナーレトーキョー」と同様、主な会場である青山円形劇場、スパイラルホールの他にシアター・イメージフォーラム、青山ブックセンター本店も加わり、青山一帯を舞台に様々な形のダンスが繰り広げられます。
開催概要
- 名称
- Dance New Air – ダンスの明日
- 会期
- 2014年9月12日(金)〜 10月5日(日)[24日間]
- 会場
- 青山円形劇場、スパイラルホール、シアター・イメージフォーラム、こどもの城、青山ブックセンター本店、CAY(スパイラルB1F)、森下スタジオ
- 主催
- 公益財団法人児童育成協会(こどもの城 青山劇場・青山円形劇場)、スパイラル/株式会社ワコールアートセンター、Dance New Air 実行委員会
- 共催
- 株式会社ダゲレオ出版(シアター・イメージフォーラム)、アンスティチュ・フランセ日本、fifoo – Bühnenkunstverein / NPO法人アートネットワーク・ジャパン、Office A/LB、Gabriela Tudor Foundation、Domino / Perforations Festival Croatia、Whenever Wherever Festival
- 助成
- 平成26年度文化庁国際芸術交流支援事業、アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)、アンスティチュ・フランセ パリ本部
- 協賛
- 公益財団法人フランダースセンター、Bloomberg L.P.、トヨタ自動車株式会社、株式会社資生堂、東急ステイサービス株式会社、ネスレネスプレッソ株式会社、ミナ ペルホネン、NC電源開発株式会社
- 協力
- ブラスメディアコーポレーション株式会社(青山ブックセンター)、アサヒビール株式会社、ピエール・エルメ・パリ、公益財団法人セゾン文化財団、城崎国際アートセンター、東京クリエイティブ・ウィークス、NPO法人魁文舎、渋谷青山通り商店会、青山表参道商店会、シバイエンジン
- 後援
- アメリカ合衆国大使館、インドネシア共和国大使館、カナダ大使館、韓国大使館 韓国文化院、クロアチア共和国大使館、フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本、ベルギー王国大使館、ルーマニア大使館、ケベック州政府在日事務所、ブリティッシュ・カウンシル、EU・ジャパンフェスト日本委員会、渋谷区、日本ダンスフォーラムJaDaFo
- Dance New Air 実行委員会(五十音順)
- 石井達朗(舞踊評論家/慶応義塾大学名誉教授・愛知県立芸術大学非常勤講師)
榎本了壱(アタマトテインターナショナル代表/京都造形芸術大学客員教授・大正大学特命教授)
貫 成人(舞踊評論家/専修大学文学部教授)
乗越たかお(作家・舞踊評論家/株式会社ジャパン・ダンス・プラグ代表)
久野敦子(公益財団法人セゾン文化財団プログラムディレクター)
スタッフ
- チーフプロデューサー
- :小野晋司(青山劇場・青山円形劇場)、小林裕幸(スパイラル)
- プロデューサー
- :宮久保真紀(スパイラル)、平岡久美(Dance in Deed!)、山下宏洋(シアター・イメージフォーラム)
- プログラムディレクター
- :小野晋司(青山劇場・青山円形劇場)
- 制作
- :瀧本麻璃英、須知聡子、滝沢麻衣、松本千鶴(NPO法人魁文舎)、木下朋美、三五さやか
- アテンド
- :Odorujou(JOU、呉宮百合香、玉川智美)
- 翻訳
- :川口隆夫
- 海外コンタクト
- :浜口彩子
- 広報
- :ダンス プレス トウキョウ
- 宣伝美術
- :太田博久(golzopocci)
- ウェブサイト構築
- :大須賀政裕
-
-
- テクニカルコーディネート
- :原口佳子
- 舞台監督
- :小野哲史、横尾友広、河内 崇[屋外パフォーマンス]
- 舞台監督助手
- :北村泰助
- 照明コーディネート
- :元木浩一(青山劇場・青山円形劇場)、大塚之英(スパイラルホール)
- 音響コーディネート
- :飯田世紀(青山劇場・青山円形劇場)、浮岳厚(スパイラルホール)
- 衣装
- :斉藤絵美、福田千亜紀
- テクニカル通訳
- :中山奈美
- ワークショップ通訳
- :吉田 都、大手可奈、松本武士、久井麻世
- トーク通訳
- :吉田 都、樅山智子
- 記録撮影(スチール)
- :塚田洋一、MILLA
- 記録撮影(映像)
- :リムーブイメージ
- プログラムディレクター
- :小野晋司(青山劇場・青山円形劇場)