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ルーマニア – 日本 <イースタン・コネクション>

2013年夏のルーマニア、2014年8月から兵庫・城崎国際アートセンター、東京・森下スタジオでのアーティスト・イン・レジデンスを経てのワーク・イン・プログレス。

参加メンバー:コスミン・マノレスク(振付家), 山下残(振付家), ミハエラ・ドンチ(ダンサー), 乗越たかお(評論家)
共催:Gabriela Tudor Foundation
助成:公益財団法人セゾン文化財団
協力:Festival Temps d’Image
後援:Romanian Cultural Institute
SHOWINGS

9.16 tue 19:00 / 9.17 wed 19:00

上演予定時間:90分
会場 : 森下スタジオ チケット : ¥1,000
演出:Cosmin Manolescu, 山下残
出演:Mihaela Dancs, Cosmin Manolescu, 山下残
ドラマトゥルク・サポート:乗越たかお
制作:Stefania Ferchedau
WORKSHOP

「Performing the Air / Performing the Selfie」

9.19 fri – 9.22 mon 11:00〜14:00

会場:青山劇場Bリハーサル室 
参加費:¥5,000 ※通訳あり
コスミン・マノレスクが4日間にわたって、コンテンポラリーダンスを学ぶ大学生を対象に行う「無防備な身体」をテーマにしたクリエイティブ・ワークショップ。
ARTISTS TALK

9.13 sat 14:30〜16:30

会場:こどもの城10F
参加費:無料(申込制) ※通訳あり
参加アーティストたちによるトークイベント。

共催:Gabriela Tudor Foundation/ ZonaD studio, Bucharest
パートナーシップ:青山劇場・青山円形劇場 (Aoyama Theatre / Aoyama Round Theatre)
助成:公益財団法人セゾン文化財団
協力:城崎国際アートセンター、 Romanian Cultural Institute
特別協力:ルーマニア大使館


Romania
これはよくある「日本・ルーマニアの文化交流プログラム」とは少々違う。両国のアーティストのみならず、「ディレクターと評論家もワンセットとして互いの国に滞在し、ディスカッションやクリエーションをともにする」のだ。それは「社会とアーティストをつなぐ存在なのだから、ともに知見を広めるべきだ」という考え方である。これは主催者であるガブリエル&テュードル財団の代表で、民主化後のルーマニア・ダンス界を牽引してきた振付家・ダンサーのコスミン・マノレスクの信念でもある。昨年は山下残がブカレストでオーディションを行い、元歯医者という異色の経歴ながら気鋭のダンサー、ミハエラ・ドンチを選出。同じくブカレスト滞在した小野晋司(本フェスティバル プロデューサー)、乗越たかおはドラマトゥルクとしてクリエーションに関わる。今年はルーマニア勢が日本に約2ヶ月間滞在し、その成果をワーク・イン・プログレスの形で発表する。(乗越たかお/作家・舞踊評論家)

コスミン・マノレスク Cosmin Manolescu

振付家ブカレスト拠点のシリアル・パラダイス・カンパニー及びガブリエラ・チューダー財団芸術監督。作品は世界の主要フェスティバルや劇場で上演され、ルーマニアのコンテンポラリーダンス の発展、ブカレスト国立ダンスセンターの設立に大きな役割を果たしている。現在、異文化間の交流や実験、芸術の革新に関心を持ち、観客を挑発するような作品を発表している。
http://zonadstudio.wordpress.com
www.e-motional.eu

山下残 Zan Yamashita


ミハエラ・ドンチ Mihaela Dancs

元歯医者で現在はブカレストを拠点に活動するパフォーマー/振付家。2004年より多くの振付家の元で踊り、自身の作品としてコラボレーションやソロ作品を上演。国立ダンスセンター主催 ムーブメントラボの運営や異なる社会教育背景を持つ子どもたちの社会参画プロジェクト及び芸 術教育プログラムも開催している。

乗越たかお Takao Norikoshi

作家・ヤサぐれ舞踊評論家。2006年NYジャパン・ソサエティの招聘により現地のダンス事情について滞在研究を行う。07年ジャポネ・ダンツァ・フェスティバル(イタリア)日本側ディレクター。この他、劇場・財団・フェスティバルのアドバイザーなどを務める。『コンテンポラリー・ダンス徹底ガイドHYPER』、『どうせダンスなんか観ないんだろ!?』、『ダンス・バイブル』他著書多数。



クロアチア – 日本 <ドミノ・プロジェクト>

クロアチアと日本のアーティストが、2013年2月より5回に渡るアーティスト・イン・レジデンスを経て制作するコラボレーションプロジェクト。クロアチアの2人組ミュージシャンのアレン&ネナッド・シンカウズと近年数多くの賞を受賞しているダンサー・振付家の川村美紀子が、映像作家のイヴァン・マルシュッチ – クリフを加えて創り上げる領域横断的パフォーマンス作品を、今回、ワーク・イン・プログレスとして発表する。

参加メンバー:ズヴォニミール・ドブロヴィッチ (キュレーター), アレン・シンカウズ、ネナド・シンカウズ (音楽), イヴァン・マルシュッチ – クリフ(マルチメディア・インスタレーション), 川村美紀子(振付家)
共催:Domino / Perforations Festival Croatia)
SHOWINGS

9.12 fri 21:00

上演予定時間:45分
会場 : CAY(スパイラルB1F) チケット : ¥2,500(1ドリンク付)
振付・出演:川村美紀子
音楽:Alen and Nenad Sinkauz
マルチメディア・インスタレーション:Ivan Marušic-Klif

共催:Domino / Perforations Festival Croatia
プロデューサー:Zvonimir Dobrovic, 小野晋司(青山劇場・青山円形劇場)
制作:Vera Pfaff, 三宅文子
助成:国際交流基金、公益財団法人セゾン文化財団


Croatia
東ヨーロッパ、バルカン半島に位置するクロアチアと日本とのあいだで、先鋭的なアートの交流が今、進行中である。それがドミノ・プロジェクトだ。「山椒は小粒でもぴりりと辛い」を地で行く、少数精鋭の国際的なプロジェクトである。その発端はクロアチアのズヴォニミール・ドブロヴィッチ。彼はQueer ZagrebやPerforationsなど身体をテーマにした野心的なフェスティバルを手がける国際的なプロデューサーである。クロアチア側の挑発的な布陣に対抗できるのは、どこからかの惑星から落下してきたようなダンス界のアンファン・テリブル川村美紀子をおいてない。遠い両国の距離は一気に縮まり、今ここでしかできない稀有なクリエーションの火花が上がっている。(石井達朗/舞踊評論家)

アレン・シンカウズ/ネナド・シンカウズ Alen Sinkauz and Nenad Sinkauz

ヨーロッパ実験音楽シーンでの活躍。イタリアで音楽学を専攻中の2002年、アヴァンギャルドロックバンドEast Rodeoを結成。サードアルバム「Morning Cluster」により注目を集め、音楽評論家からも一目置 かれる存在となる。近年は、演劇や舞台分野でも活動。

イヴァン・マルシュッチ – クリフ Ivan Marušić-Klif

1994年アムステルダム音響工学学校卒業。美術、演劇、映画、テレビの音楽・サウンドおよび美術デザイン、パフォーマンスアートと多岐に渡り活動。近年は、インタラクティブ映像、マルチメディアプログラミング、コンピューターと”physical” 物理的世界のインターフェース等で活躍。世界各国で展示・パフォーマンス の実績多数。

川村美紀子 Mikiko Kawamura

16歳からダンスを始め、日本女子体育大学在学中、横浜ダンスコレクションEX2011最優秀新人賞受賞。 韓国、ポーランド、ベトナムなどの国際フェスティバルへの参加や、ルーマニア、フィンランド、クロアチアの アーティストとの共同制作も行う。2013-14年度(公財)セゾン文化財団ジュニア・フェロー。2014年トヨ タ コレオグラフィーアワードにて次代を担う振付家賞、オーディエンス賞を受賞。

ズヴォニミール・ドブロヴィッチ Zvonimir Dobrović

非営利団体Domino主宰。ザグレブ大学でジャーナリズムを専攻。在学中、演劇フェスティバルEurokazに従事し、プログラム・コーディネーターとしてのキャリアをスタート。2003年Queer Zagrebフェスティバル、09年Perforationsフェスティバルを立ち上げ、現在、プログラム・ディレクターやキュレーターとし て国内外で複数の国際プロジェクトを手掛ける。