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ダンス映像作品特集上映
ダンスフィルム : コレオグラファーズ・アット・ワーク
10月1日(土)〜7日(金)21:00
会場:シアター・イメージフォーラム

巨匠振付家たちの創作現場が映像として捉えられることで、彼らのダンス表現の根底に流れる思考や意識が浮かび上がる。世界各地の映画祭で上映され、大きな話題を呼んだオハッド・ナハリンのドキュメンタリー『Mr. GAGA』のジャパン・プレミアなど、他では見られない貴重な作品を上映。

 
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オハッド・ナハリン

 

『MR. GAGA』 監督:トメル・ハイマン
出演:オハッド・ナハリン
2015年/100分/
ヘブライ語・英語(日本語字幕付)

最も重要な振付家の一人バットシェバ舞踊団のアーティスティック・ディレクター、オハッド・ナハリン。彼の人生の転換点に立ち合った本作は、精神的で深い洞察に満ちたドキュメンタリーだ。観客は非常なる完璧さを求める芸術性と、類まれなビジョンを持った人間に出会うことになる。8年間に渡って撮影され、ナハリンの振付作品のリハーサルに密着し、貴重な記録映像と、息をのむダンスシーンとで紡がれる。SXSW映画祭で観客賞、ソフィア国際映画祭では最優秀ドキュメンタリー映画賞を受賞した話題作。
DNA2016会期中に関連GAGAワークショップあり。

 

ウィリアム・フォーサイス
『フォーサイス・アット・ワーク』 
監督:アンドレ・S・ラバルト
出演:ウィリアム・フォーサイス
1989年/60分/英語(日本語字幕付)

アメリカ人振付家のウィリアム・フォーサイスはフランクフルト・バレエ団のディレクターとして国際的に名を馳せるようになった。彼は、世界各地から集まった精鋭のダンサーたちを、自らの振付で演劇的なイマジネーションの完璧な道具としてしまった。本作ではフォーサイスがインプレッシング・ザ・ツァーを振付する様子と、ビハインド・ザ・チャイナ・ドッグスの準備のためニューヨーク・シティ・バレエ団のダンサーにその厳格なメソッドを伝える様子を描いている。監督は伝説的テレビ番組「われらの時代のシネアストたち」の批評家・映画監督のアンドレ・S・ラバルト。

 

ダンスと音楽 トラディショナル/コンテンポラリー
現代の振付家たちがフォークダンスをいかに再生させたかに着目したシネマテーク・デュ・ラ・ダンス編集によるコンピレーション・プログラム。身体を叩いたり、弾いたり、足を踏み鳴らすなど、身体を楽器あるいはサウンドボックスのように扱う。フォークダンスは2拍子に従う身体を生み出すが、それは生物の生きるもっとも基本的なリズムであると言われている。また、振付家たちはダンサーたちの幾何学的な構成を探求し、ステージ上に抽象的な空間を創出する。

Program Cの上映作品内容が一部変更となりました。
最新の作品や1936年の貴重な映像もご覧いただけます。
内容をご確認の上、ご来場ください。

『サンズ・オブ・シシー』サイモン・メイヤー 2016年
『JINX 103』ジョゼフ・トリフェリ+ガボール・ヴァルガ 2014年
『FOLK-S』アレッサンドロ・スキアッローニ 2012年
『ソワレ・デクヴェルテ<別れのダンス>』コリン・ダン 2014年
『真の物語のその後』クリスチャン・リゾ 2013年
『9000 pas』ジョアンヌ・レイトン 2015年
『BIT』マギー・マラン 2014年
『Sacre #2』ドミニク・ブラン 2014年
『サルディーニャ島のダンス』フランシーヌ・ランスロ 1983年
『マルティニーク島のダンス』キャサリン・ダンハム 1936年
Nkululeko』カンパニー・ヴィア・カトルホン 2009年
『コリン・ダン & eRikmプロジェクト』コリン・ダン 2016年

 

映画の中の土方巽
今年没後30年を迎える舞踏家・土方巽。「舞踏」を確立したとされる土方の公演『禁色』(1959)と同時期に撮影されたという資料的にも貴重な『犠牲』(出演:土方巽、元藤燁子、若松美黄)などを上映。写真家・細江英公、映画評論家/映像作家のドナルド・リチーと土方とのコラボレーション3作品はいずれも、肉体が強烈な説得力で映像のナラティブを牽引する、ダンス映像の魅力を十分に発揮した作品である。

『犠牲』 監督:ドナルド・リチー 1959年/16mm/10分
『へそと原爆』 監督:細江英公 1960年/16mm/15分
『戦争ごっこ』 監督:ドナルド・リチー 1964年/16mm/22分