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世界初演

『赤い靴』

公演日時
9.12 fri 19:00 / 9.13 sat 13:00託児 & 18:00託児
9.14 sun 18:00託児 / 9.15 mon 13:00託児 & 18:00託児
上演予定時間:70分

会場
青山円形劇場

演出・出演:小野寺修二
出演:片桐はいり、ソフィー・ブレック、藤田桃子
美術:ニコラ・ビュフ 託児
絶頂期にあった水と油を休止して、2006年より1年間パリに留学。帰国後の小野寺修二の活躍を見ると、休止した理由も腑に落ちる。さまざまな力量ある個性的な舞台人を取り込み、彼/彼女らを活かすことにより、作品世界が大きな広がりを見せている。水と油の方法論は更に充実してきたばかりでなく、「空白に落ちた男」「異邦人」「あらかじめ」「オイディプス」などに代表されるように、スケール感に加えて陰影と奥行きがでてきている。『赤い靴』は超個派性女優片桐はいりに加え、海外からのアーティストたちとの協働作業である。マイムをベースに緩急のスピードを使い分ける小野寺のテクニックに、海外組がどう応えるのかも楽しみだ。数々の冒険をこなしてきた小野寺の到達点を確認するまたとないチャンスとなるだろう。(石井達朗/舞踊評論家)
演出・出演:小野寺修二
出演:片桐はいり, Sophie Brech, 藤田桃子
美術:Nicolas Buffe
演出助手・通訳:保科由里子
演出助手・稽古場代役:傳川光留
テキスト:山口茜
照明:吉本有輝子
照明オペレーター:伊藤泰行
音響:井上直裕
音響オペレーター:池田野歩
衣装アドバイザー:堂本教子
衣裳アシスタント:及川千春
舞台監督:シロサキユウジ
演出部:岩谷ちなつ
制作協力:小野塚央

協力:株式会社スターダストプロモーション
赤い靴    
プロフィール

小野寺 修二 Shuji Onodera

演出家。カンパニーデラシネラ主宰。日本マイム研究所にてマイムを学ぶ。1995〜06年パフォーマンスシアター水と油にて活動後、文化庁新進芸術家海外留学制度研修員としてフランスに滞在。07年帰国後、カンパニーデラシネラを立ち上げる。マイムの動きをベースに台詞を取り入れた独自の演出は、世代を超えて観客の注目を集めている。主な作品として、「あらかじめ」「オイディプス」「カラマーゾフの兄弟」等。また、屋外での「ロミオとジュリエット」「人魚姫」上演など、劇場内にとどまらないパフォーマンスにも積極的に取組んでいる。近年は音楽劇や演劇作品などで振付やステージングも手がけ、11年第18回読売演劇大賞最優秀スタッフ賞を受賞。
www.onoderan.jp

片桐はいり Hairi Katagiri

東京都出身。大学在学中から劇団で活動、舞台CMでデビュー。その後映画、TVドラマ等でも異彩を放つ。主な出演舞台、「片桐はいりひとり芝居・ベンチャーズの夜」(94~96)「マシーン日記」(96、01)「花子について」(13)。カンパニーデラシネラには、2010年の「異邦人」初演以降、「カルメン」(13)「異邦人」再演(13)「ゲーム」パリ公演(13)「サイコ」佐渡薪能公演(14)等に参加。主な出演TV「時々迷々」(09~)NHK連続テレビ小説「あまちゃん」(13 )など。映画「かもめ食堂」(06)「R100」(13)、今秋公開の「小野寺の弟・小野寺の姉」では向井理とともに主演。著書「もぎりよ今夜も有難う」など。

ソフィー・ブレック Sophie Brech

パリのジャック・ルコック国際演劇学校で2年間(1997-99)学び、クラウン芸、仮面、シェイクスピアにのめり込んだ後、国立演劇高等学校でマリオ・ゴンザレスのディレクションのアシスタントを務める。これまでにオフィーリアやエリザ・ドリトルといった役を演じた経験を持っている。2013年には静岡SPACにてオマール・ポラスの演出『ロミオとジュリエット』でク・ナウカの俳優陣と共演した。またルイ・フォルティエとともに設立した劇団Theatre Fools and Feathersで『The Tragi-comic Destiny of Tubby and Nottubby(タビーとノッタビーのおもしろ悲しい運命)』を制作し、2011年より国内外のツアーを継続している。

藤田桃子 Momoko Fujita

日本マイム研究所にてマイムを学ぶ。95年〜06年、パフォーマンスシアター「水と油」に参加。06年「水と油」活動休止後は、主にカンパニーデラシネラの作品に出演する。出演作として、『空白に落ちた男』(作・演出 小野寺修二)、『点と線』『あらかじめ』『ゲーム』(以上カンパニーデラシネラ)、『オイディプス』(静岡県舞台芸術センター)『日々の暮し方』(アトリエ・ダンカンプロデュース)など。

ニコラ・ビュフ Nicolas Buffe

1978年フランス・パリ生まれ。2007年に来日、以降東京で活動を続ける。ヨーロッパの古典美術を土台に、幼少時から自らが影響を受けた日本や米国のサブカルチャー、ポップカルチャーに着想を得て、作家独自でありつつも誰もが見覚えのあるキャラクターを現代のイコンとしてちりばめた作品で知られる。オペラのアートディレクション、ファッションブランドとのコラボレーションなど、美術以外での活動も多い。