小野寺 修二 Shuji Onodera
演出家。カンパニーデラシネラ主宰。日本マイム研究所にてマイムを学ぶ。1995〜06年パフォーマンスシアター水と油にて活動後、文化庁新進芸術家海外留学制度研修員としてフランスに滞在。07年帰国後、カンパニーデラシネラを立ち上げる。マイムの動きをベースに台詞を取り入れた独自の演出は、世代を超えて観客の注目を集めている。主な作品として、「あらかじめ」「オイディプス」「カラマーゾフの兄弟」等。また、屋外での「ロミオとジュリエット」「人魚姫」上演など、劇場内にとどまらないパフォーマンスにも積極的に取組んでいる。近年は音楽劇や演劇作品などで振付やステージングも手がけ、11年第18回読売演劇大賞最優秀スタッフ賞を受賞。
www.onoderan.jp
片桐はいり Hairi Katagiri
東京都出身。大学在学中から劇団で活動、舞台CMでデビュー。その後映画、TVドラマ等でも異彩を放つ。主な出演舞台、「片桐はいりひとり芝居・ベンチャーズの夜」(94~96)「マシーン日記」(96、01)「花子について」(13)。カンパニーデラシネラには、2010年の「異邦人」初演以降、「カルメン」(13)「異邦人」再演(13)「ゲーム」パリ公演(13)「サイコ」佐渡薪能公演(14)等に参加。主な出演TV「時々迷々」(09~)NHK連続テレビ小説「あまちゃん」(13 )など。映画「かもめ食堂」(06)「R100」(13)、今秋公開の「小野寺の弟・小野寺の姉」では向井理とともに主演。著書「もぎりよ今夜も有難う」など。
ソフィー・ブレック Sophie Brech
パリのジャック・ルコック国際演劇学校で2年間(1997-99)学び、クラウン芸、仮面、シェイクスピアにのめり込んだ後、国立演劇高等学校でマリオ・ゴンザレスのディレクションのアシスタントを務める。これまでにオフィーリアやエリザ・ドリトルといった役を演じた経験を持っている。2013年には静岡SPACにてオマール・ポラスの演出『ロミオとジュリエット』でク・ナウカの俳優陣と共演した。またルイ・フォルティエとともに設立した劇団Theatre Fools and Feathersで『The Tragi-comic Destiny of Tubby and Nottubby(タビーとノッタビーのおもしろ悲しい運命)』を制作し、2011年より国内外のツアーを継続している。
藤田桃子 Momoko Fujita
日本マイム研究所にてマイムを学ぶ。95年〜06年、パフォーマンスシアター「水と油」に参加。06年「水と油」活動休止後は、主にカンパニーデラシネラの作品に出演する。出演作として、『空白に落ちた男』(作・演出 小野寺修二)、『点と線』『あらかじめ』『ゲーム』(以上カンパニーデラシネラ)、『オイディプス』(静岡県舞台芸術センター)『日々の暮し方』(アトリエ・ダンカンプロデュース)など。
ニコラ・ビュフ Nicolas Buffe
1978年フランス・パリ生まれ。2007年に来日、以降東京で活動を続ける。ヨーロッパの古典美術を土台に、幼少時から自らが影響を受けた日本や米国のサブカルチャー、ポップカルチャーに着想を得て、作家独自でありつつも誰もが見覚えのあるキャラクターを現代のイコンとしてちりばめた作品で知られる。オペラのアートディレクション、ファッションブランドとのコラボレーションなど、美術以外での活動も多い。