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Dance Triennale Tokyo 2012

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スイス

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平敷秀人
Hideto Heshiki

作品『KOKUU』(2010)

公演日時 10月7日(日)19:00開演
      10月8日(月・祝)15:00開演
会場 青山円形劇場

平敷秀人
スイスで活動する作家は、音楽家とのコラボレーションで舞台を作るという。
『KOKUU』では、単純な旋律が時間を刻む。床に腰を下ろした男性。その肩や腹がまるで自分の意志を持つ生き物のように動き始める。やがて三人になったダンサーたちの動きは、闇を蠢く生き物のようだ。明るくなった舞台。三人の力強いユニゾンのあいだに交じる柔らかい動きがゆらぎを生み、観客の目を引きつける。静寂と闇の中、はじめの座位にもどるダンサーの姿に、遠い宇宙の拡がり—「虚空」—が透けて見える。(貫成人/舞踊評論家)

プロフィール
1971年沖縄生まれ。伊藤キム+輝く未来、木佐貫邦子+néo、岩淵多喜子Dance Theatre LUDENS等と活動後、1999年渡欧。クリスチャン・ブリゴー、アマンダ・ミラー、アルコ・レンツ等のカンパニーやプロジェクトに参加し、2003年スイス・チューリッヒを拠点として、ダンサー、音楽家、照明家と共に自身が振付を担当するカンパニーserioushobbysを設立。作品ごとのテーマに合わせて、音楽家とのコラボレーション、ライブ演奏でのダンスパフォーマンスを行うスタイルを軸に活動をしている。
www.hidetoheshiki.com

振付・演出:平敷秀人
出演:大塚啓一、今津雅晴、平敷秀人
照明:Fiona Zolg
衣装提供:ISSEY MIYAKE Zurich
音楽:sha

サウンド:Dominik Kessler
衣装アレンジ:Nurya Egger
ビデオ・写真:Patricia von Ah
制作マネジメント:Sarah Maier/Fiona Zolg

共同製作:Theaterhaus Gessnerallee Zürich

助成:
City of Zurich / Cultural Department, Canton of Zurich / Cultural Department, Pro Helvetia Swiss Arts Council, Migros Culture Percentage, Family Vontobel Foundation, ISSEY MIYAKE Zurich, Goodtraining

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田畑真希/タバマ企画
Maki Tabata / Co.TABA-MAKI

作品『メルヘン』(初演 world premiere)
公演日時 10月7日(日)19:00開演
      10月8日(月・祝)15:00開演
会場 青山円形劇場
田畑真希
うなずく、上体を倒す、宙を見上げる、などの動きがジンタ風音楽と連動して空間を刻みあげ、空回りしているとしか思えない動きがやがて舞台を埋める動きの起点となる、など、鍛え上げられたアンサンブルによる造形は、ダンス的動きを一切使わないのにダンスそのものだ。田畑真希のソロ場面では、無駄な動きを一切はさむことなくポーズを作り、無限に融けづける角砂糖のように、わずかなポーズができては崩れる無限旋律的身体が、見飽きることのない魅惑を生む。
(貫成人/舞踊評論家)

プロフィール
3歳からクラシックバレエを始める。高校生の頃、トゥシューズを履いて踊ることに疑問を感じ、更なる表現を追及するため、桐朋学園短期大学演劇科に入学。紆余曲折を経てダンスの世界へ。以降、ダンサーとして様々な振付家の作品に参加し、2007年より作品創作を開始。
2009年横浜ダンスコレクションR2009未来に羽ばたく横浜賞及びMASDANZA賞をW受賞。2010年トヨタ コレオグラフィーアワード ファイナリスト。国内他、スペイン、オランダ、韓国、シンガポール、ベルリン、ポーランドにて作品を発表。自身のカンパニー「タバマ企画」を立ち上げ、国内外で精力的に活動中。
www.tabamaki.com

構成・振付:田畑真希
出演:カスヤマリコ、新宅一平、田畑真希
音楽:デジ
衣装:中本武志、高瀬淳子
照明デザイン:丸山武彦

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21世紀ゲバゲバ舞踊団
21st Century GEBA GEBA dance company

作品『ワカクマズシクムメイナルモノノスベテ #02』(2011/2012 ver.)
公演日時 10月7日(日)19:00開演
      10月8日(月・祝)15:00開演
会場 青山円形劇場
21世紀ゲバゲバ舞踊団
各人の舞踊観を交換しながらうまれた作品は、ダンサーたちのドキュメントでもある。
『ワカクマズシクムメイナルモノノスベテ』では、ポーズを作った少女の傍らで床にテープを貼る少女、お喋りする少女たち、など、互いの無関心も入り交じった日常が非日常へと展開する。徐々に熱を帯びた舞台にはやがて『ボレロ』が流れるが、ダンサーの組み合わせがめまぐるしく切り替わって空間を造形していく間にも、各自の個性が消えることはない。ありがちな祝祭的陶酔とは対極の、現在を反映した作品。(貫成人/舞踊評論家)

プロフィール
2011年2月舞踊団結成。メンバーは桜美林大学卒業後、各々の手法でダンスを模索してきた入手杏奈・辻田暁・井上大輔・伊佐千明・遠江愛・名取秀樹・矢嶋里美・北川結(順不同)の8名で構成される。
2011年新・港村ヨコラボ’11cにてメンバー全員振付・演出による「ワカクマズシクムメイナルモノノスベテ」を発表。2012年4月初の単独企画公演「ゲバゲバの回01」を開催。メンバーそれぞれの興味趣向がその都度クリエーションに強く影響される全員振付演出という創作手法の可能性を模索している。
http://gebageba-21.jugem.jp/

振付: 21世紀ゲバゲバ舞踊団
出演:伊佐千明、井上大輔、入手杏奈、遠江愛、矢嶋里美

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川村美紀子
Mikiko Kawamura

作品『へびの心臓』(2012)

公演日時 10月7日(日)19:00開演
      10月8日(月・祝)15:00開演
会場 青山円形劇場

川村美紀子
一見、茫洋とした存在感。なのに、ひとたび動き始めるや、胸や腹、腰など、いたるところに支点がある身体によって、重力を超えた浮遊感を生む。ヒップホップがベースだが、『がんばったんだね、お前の中では』(2012)では、四肢が爆発するような動き、さざ波がうつる身体のコントラストに、存在の不安と希望を感じさせるシーンがマッチした。『へびの心臓』では、照明による空間の切り替えと連動した、動きや音楽の表情だけでくっきりした世界を立ち上げ、意外な小道具が観客の意表を突く。(貫成人/舞踊評論家)

プロフィール
1990年生まれ。16歳よりストリートダンスを始める。横浜ダンスコレクションEX2011最優秀新人賞受賞後、Seoul International Dance Festival、韓国芸術総合学校(K-ARTS)、横浜赤レンガ倉庫、座・高円寺ダンスアワード、中野RAFT等、国内外で作品を発表。日本女子体育大学舞踊学専攻卒。

振付・出演:川村美紀子
制作協力:横浜赤レンガ倉庫1号館

【アルファルド Alphard】
うみへび座のα星。別名コル・ヒドレ(Cor Hydrae、ラテン語で「へびの心臓」の意)。
丁度、うみへびの心臓に位置することに由来する。
アルファルド(Alphard、α Hydrae、略称α Hya)は、アラビア語由来でفرد|الفرد (al-Fard, Fard)より。
意味は「孤独なもの」。周囲に明るい星がないことから名づけられた名前である。
視等級は1.98等。2等星の中では際立って明るいほうではないが、アルファルドの属するうみへび座をはじめ、周囲の星座はろくぶんぎ座、コップ座など暗い星ばかりからなる星座ばかりであるため、その中で橙色に光るこの星は、容易に見つけることができる。
スペクトル型はK3 II-IIIで、巨星である。距離は177光年。
—Wikipediaより引用

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